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温暖化で子どもを産めない?若者の悩み
2022年08月06日(土)
実は今、地球温暖化の影響を受けて、未来の子どもを残すかどうか悩んでいる若者が増えているのを知っていますか?
生まれた頃から気候変動にさらされてきた若者たちの中には、地球の安全性がなければ子どもは産まないと考えている方がいるようです。
どういうことでしょうか?具体的に見ていきましょう。
地球温暖化による気候変動の影響で将来家族を持つか持たないか葛藤している方も多いという状況カメ
故郷が海に沈むから子どもは持たない

インドに住むタンメイ・シンデさんは、環境を理由に子どもを持たないと決めていました。
シンデさんの故郷は海面上昇の影響で早ければ2050年に沈む可能性があるからです。(※BBC News Japan)
新興国の子どもは炭素排出の悪い影響を多大に受けているため、
自分の子どもがもっと過酷な環境で生きるとなると不安の方が大きいカメ
自分の子どもがもっと過酷な環境で生きるとなると不安の方が大きいカメ
未来が無いなら子供は生まない

若者の間では「子どもの安全を守れないような地球になるなら、子どもは生まない」という主張もあります。
この運動はカナダ発で2500人以上の若者が賛同しています。
IPCCは気温の上昇を産業革命以前の水準から1.5℃に抑えなければ、深刻な危機が起きると発表しているカメ
もし自分ならどうする?

日本ではまだあまり地球温暖化と生命の影響が結びつきづらいかもしれませんが、
途上国の中には温暖化が生命の危機に直結する方も居るのです。
ある調査によると、子どもの人数を各家庭平均で一人少なくすることが
個人にできる、最も効率的なCO2の削減方法という結果も出ています。
アメリカで行った「子どもを持つにあたり気候変動が及ぼす悪影響を考慮するべきか」の調査では、
大いに同意~やや同意が全体の3割近くあったそうカメ
子どもを生む生まないという選択の自由まで、温暖化を止めるために奪われることになったら悲しいカメ…
大いに同意~やや同意が全体の3割近くあったそうカメ
子どもを生む生まないという選択の自由まで、温暖化を止めるために奪われることになったら悲しいカメ…
次世代がより自由に生きられるように

若者やこれから大人になる子どもに、私たちは地球温暖化の悪影響を与えています。
その影響で次世代の自由や選択肢が奪われるのは望んだことなのか?みんなで少しずつ行動しましょう。
若者や子どもたちが気候変動を理由にさまざまな選択を奪われることがないよう
今から少しづつ温暖化対策を始めたいカメ!
今から少しづつ温暖化対策を始めたいカメ!
動画で学ぼう!

脱炭素デキルくんが動画で分かりやすく解説するよ!
動画を見る >
出典:FRONTROW(フロントロウ)「「#未来が無いなら子供は生まない」18歳女子大生が始動した環境デモに注目」
英学術誌 エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ(Environmental Research Letters)掲載スウェーデン・ルンド大学論文より「「少子化」が地球温暖化を防ぐ」